がんとタンパク質の関係!肉の重要性とは?

 

 

がん患者にとって、肉を摂取することは重要です。がん治療やその副作用からくる体重減少に対抗するために、適切なタンパク質摂取が必要だからです。

 

そもそもがんは、体内のタンパク質を利用して成長します。良く知られている通り、米や麺、パンに多く含まれる炭水化物は、消化・分解されてブドウ糖に変化します。ブドウ糖は重要なエネルギー源であり、同時にがん細胞にとっても不可欠なエネルギー供給源です。

 

そのため、がん細胞はより多くのブドウ糖を取り入れるために、糖代謝に関与する酵素に変異を引き起こし、タンパク質や脂肪を分解してブドウ糖を生成するのです。

 

 

そして、これらのがん細胞は生成されたブドウ糖を利用して急速に増殖していくのです。がん患者は治療により体重が減少しやすく、これが治療効果に悪影響を与える可能性があります。

 

血液中のタンパク質は生命維持に重要であり、がんによって奪われると身体はその分を補填しようとします。しかし、これによって筋肉からタンパク質が引き出され、栄養不良ややせ衰えが生じます。

 

そんな日本人の死因の第一位であるがんに関連する、こんな勘違いもあります。タンパク質を摂ることでがんが大きくなるので、肉や卵などを全く食べないというものです。

 

 

しかし、がんが大きくなるために使用されるタンパク質は食事から摂取されるものではなく、血液中のものです。正しい情報を知り、がん予防のためには筋肉量を維持するために食事で肉や魚、卵を摂取することが重要です。

 

がん患者にとって、肉を積極的に摂取することは、治療効果を向上させ、栄養不良や体重減少に対抗する重要な手段です。また、薬に頼らない生活をするなら、食生活の見直しも大切だと思います。炭水化物や甘いお菓子を食べ過ぎると、抵抗力が低下します。

 

薬は副作用でかえって体にダメージを与えたり、粗食は低栄養状態になり筋力が衰え、そのまま寝たきり生活に陥ってしまうことが、いちばんこわいのです。

 

 

誤った情報に騙されず、正しい情報を得ることが、生活の質を上げ、最後まで自分らしく生きるためには不可欠です。


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